もっと防寒具を持ってくるべきだった。
でもバロウバッグの中は温かく、ぐっすりと昼寝をすることができた。
3時になり、キャンプ場のすぐ近くにある温泉、湖畔の湯へ向かった。
我々が行ったときはまだがらがらだったが、
もう少し遅い時間になるととても混み合うだろう。
サイトに戻り、夕食の準備。
4ヶ月ぶりの焚き火だ。
火を熾すのに少し手間取った。
なんだかいろいろなスキルがレベルダウンしている気がする。
5時40分、夕食。
七輪でミスジを焼いて、
それを焼きビビンバに乗せて、いただきます。
これはいい肉だ。うまい。
鶏肉も焼いて食べた。
レモンをかけて、さっぱりと。
焚き火の炭を使ってじっくりと焼いた焼き芋。
いつかのキャンプで、さつまいもなどをホイルでくるんで焚き火の中に放り込んで
しばらくしてホイルをつまみ上げたら驚くほど軽く、
中身は灰と化していた、なんてことがあったが、
今回は大成功。おいしくほくほくに仕上がった。
夜になり、どんどん気温が下がる中、
我々は焚き火とハーブティーで温まる。
子供連れのキャンパーさんがとても多く、子供の楽しそうな声や、泣き声がそこら中で聞こえる。
会話の内容もところどころ聞こえてきて、それがとても可愛らしく、にやけてしまう。
夕食が早かったため、もう寝る以外やることがない。
9時過ぎには就寝。
周りが騒がしくて眠れないかもしれないと思ったが、
そんなことは全くなく、昼寝のときと同様ぐっすり眠れた。
翌朝。
子供の泣き声なのか鳥の鳴き声なのか判然としないサウンドで目が覚めた。
5時過ぎにテントから出て、草原サイトの方に行ってみた。
どこもかしこもアメドばかりだ。
レンタルの人も多いのかな?
我々も初めてここに来たときは、全部レンタルだったなあ。
今日もいい天気。
気温は9度。
今ぐらいがキャンプをするのにいちばんいい季節かも知れない。
サイトに戻って朝食。
焚き火で温めたホットドッグとクラムチャウダー。
妻は1本、僕は2本食べた。
下の方が焦げて少しビターだった。
食後はコーヒー。
ケメックスより見た目は悪いが、
かんたんドリップで淹れた方が冷めにくい。
今までキャンプ場で飲んだ中で、いちばんおいしいコーヒーだった。
もうすぐ現実世界へ帰る我々に、
朝の光が降り注いでいた。
約24時間、久々に自然の中で楽しい時間を過ごせた。
充分にエネルギーをチャージできたはずだ。
これでもう悲劇は起こらないだろう。
ありがとうさようなら、
カンパーニャ嬬恋キャンプ場。
来月は同じく無印良品が経営する南乗鞍キャンプ場に行く予定だ。
初めての場所。楽しみだなあ。
(帰りに立ち寄った寄居PA)

